中国石油天然ガス集団(CNPC)の上層部に対する調査が進められていることに加え、現地住民の反対もあって、シェル、CNPC及びカタール国営石油公社（QP）による83億ポンド（約798億元）の泰州市製油化学プロジェクトが中断の危機に瀕している。

　シェルの石油化学部門の幹部によると、シェルは依然として同プロジェクトに前向きであるが、中国側からはすでに関連事業の撤回が確認されている。CNPCに近い別の消息筋によると、同プロジェクトは地方政府の官僚が業績を残して順調に昇進することが目的であったが、現在CNPCの上層部が調査を受けており、泰州市のプロジェクトも推進者を失って完全に終わりになる恐れもある。

　（財華社 9月11日）