国務院が先日公布した「大気汚染防止行動計画」は、2017年末までに、「国5」標準に適合する自動車用ガソリンと軽油の全国供給を実現することを提唱している。同計画によると、石油精製企業はグレードアップに向けた設備改修を急ぎ、2013年末までに国家第4段階標準に適合する自動車用ガソリンを全国供給できるようにし、2014年末までには第4段階標準適合の軽油を全国供給できるようにしなければならない。そして、2015年末までに、北京・天津・河北地区、長江デルタ、珠江デルタの重点都市に国家第5標準に適合する自動車用ガソリンと軽油を供給できるようにし、2017年末までには全国に供給できるようにする。また、石油製品の品質に対する監督検査を強化し、不合格石油製品の違法な生産と販売を厳重に規制する。

　今回の行動計画は低速自動車のグレードアップと世代交代を推進することも強調している。低速自動車（三輪自動車や低速トラック）の省エネ・環境保護要件を引き上げ、汚染物の排出を減らし、関連産業及び製品のグレードアップと世代交代を促進するのである。2017年以降は新たに生産する低速トラックに対し、軽型トラックと同等の省エネ・排出標準を適用する。

　（新華網 9月12日）