国家能源局が9月14日に発表した統計によると、8月期の中国の電力使用量は5,103億kWh、前年同月比13.7％増になり、伸び率は4ヵ月連続のプラスになった。

　1〜8月の全国電力使用量は3兆5,003億kWh、前年同期比6.8％増。産業別では、第一次産業の電力使用量は692億kWh、前年同期比0.5％下がり、第二次産業用は2兆5,654億kWh、6.3％増、第三次産業用は4,161億kWh、10.7％増になった。都市農村民生用は4,496億kWh、7.5％増。アナリストによると、電力使用量は経済の「温度」を観測する重要な指標であり、電力使用量の回復はマクロ経済の好転を示すものである。また、経済成長を反映する先行指標である製造業購買担当者指数でも8月は51.0に達して、2ヵ月連続の反発を示し、今年最高となった。

　電力使用量の伸び率の回復と同時に、今年に入ってから中国の電力使用構造にも前向きの変化が生じ、第三次産業の電力使用量の伸び率が第二次産業のそれを上回った。

　（中国網 9月15日）