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【新エネルギー】

輸出下限価格のため中国から欧州へのPV出荷量が大幅に減少 (13/09/29)
2013/10/10
中国【新エネルギー】

 ドイツに出張中の輝倫太陽能科技公司の幹部は、この2ヵ月、同社の欧州向けPV製品輸出量が大幅に減少していることを明らかにした。同氏によると、顧客の一部は0.56ユーロ/Wの下限価格を受け入れず、そのため本来計画されていた太陽光発電所事業もキャンセルになっている。また、英利系の複数の企業が来年の中国の対欧州輸出枠7Gのうち10%、すなわち0.7Gを獲得するとの報道もあったが、輝倫太陽能科技の幹部はこれを否定し、政府からは輸出枠について何の情報も出ていないと指摘した。現時点で中国のPV企業94社が欧州向け輸出枠を確保しているが、中国のPV企業は合計500社余りに上るので、輸出枠を得たのはその5分の1弱に過ぎない。

 前出の輝倫太陽能科技の幹部は、各PV企業の輸出枠が多かろうが少なかろうが、今後の中国PV企業の欧州向け出荷量は全体的に減少するに違いないと指摘する。

 航禹太陽能の丁文磊取締役の予想では、欧州の今年1〜6月のモジュール平均価格は0.5〜0.52ユーロ/Wであり、中国の下限価格0.56ユーロ/Wよりも安い。

 (中国国際入札網 9月29日)