10月16〜17日、第3回アジアシェールガスサミットが上海で開かれた。

　今回のサミットは「戦略と協力・金融と投資イノベーション」をテーマに、アジア各国の天然ガス、特にシェールガス開発の産業政策、現状及び見通しをめぐって、国際、国内協力の機会について検討した。

　サミットでは、《中国（上海）自由貿易試験区総合方案》がシェールガス等の新型エネルギーの投融資に新たなチャンスをもたらすということが、焦点になった。上海自由貿易試験区は多数の措置を取って、投資分野のパイロット実験を進めることになる。制度のイノベーションと金融のイノベーションがその核心である。《中国（上海）自由貿易試験区総合方案》の公布に伴い、外国人投資と国内企業の対外投資のプロセスが大幅に簡略化される。開放度のより高い中国の貿易窓口が次第に開かれ、市場は将来もっと多くの自由貿易区が生まれることに期待している。

　今回のサミットでは中国シェールガスの最近の研究成果として《中国シェールガスプロセス2012〜2013》が発表された。このレポートは国内外のシェールガス開発の見通し、現状を紹介するとともに、中国のシェールガス探査開発の現状に対して建設的な建議を行っている。

　サミットに出席した専門家は分析と対比に基づいて、中国のシェールガス開発は北米のそれに比べてより大きなチャレンジに直面すると指摘し、シェールガス開発のコストと時間が増大する可能性を提示したが、関連技術の進歩や小型LNG施設の建設に伴い、中国のシェールガス開発の経済的ポテンシャルは高まることになる。

　（生意社 10月23日）