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国家電網が風力発電電力消化市場拡大により風力発電計画目標の達成確保へ (13/10/29)
2013/11/12
中国【新エネルギー】

 国家電網公司は10月28日、風力発電電力消化専門会議を開き、風力発電の系統連系設備が急増する中、電力グリッド建設を加速し、風力発電の優先配分を進め、地区間の特高圧(UHV)送電チャンネルやピーク電源の建設を引き続き加速させることによって、風力発電消化市場を拡大することを打ち出した。これにより、中国の風力発電開発目標の達成を確保する。国家風力発電発展規画によると、2015年に中国の風力発電規模は1億kWに達し、2020年には2億kWに達する。

 国家電網公司の最新統計によると、今年9月末時点の同公司の系統連系風力発電設備は6,426万kW、前年同期比21.5%増加し、2006〜2012年の年平均伸び率は76%、発電量の年平均伸び率は85%になった。内蒙古東部、内蒙古西部、甘粛省、河北省北部の4つの地区では電力使用量に占める風力発電の発電量がそれぞれ28%、12%、9%、8%に上っており、スペインやドイツ等にほぼ匹敵する。国家電網公司は今や風力発電の系統連系規模が世界で最も大きく、発電量の増加スピードが最も速い電力グリッドになっている。しかし、このような建設スピーをもってしてもこれまでの中国国内の風力発電設備の爆発的な増加には追い付くことが出来ず、中国国内の風力発電は系統連系と電力消化の面で依然厳しい制約を受けている。

 (騰訊財経 10月29日)