トランスネフチ取締役会は24日、2008年度の投資計画を審議したが、その結果、東シベリア−太平洋石油パイプライン第1期は当初予定されていた2008年末までの竣工は不可能であることがはっきりした。なぜなら、第1期工事の投資の一部は2009年にならないと実行に移されないからである。 トランスネフチはこの件についてロシア連邦産業エネルギー省と協議しているが、産業エネルギー省筋によると、トランスネフチは、東シベリア−太平洋石油パイプラインの竣工は2009年秋季になる可能性もあるとして注意を促したという。 トランスネフチの取締役会は2008年第1四半期の投資計画を承認しただけであり、石油パイプラインの新たな建設スケジュールはロシア大統領が決定することになる。しかし、ロシア大統領がいつ決定するのかについては、トランスネフチの消息筋もロシア産業エネルギー省の関係者も言明しなかった。 ロシア産業エネルギー省筋によると、トランスネフチの取締役会は未だ時期の変更について決定を下していない。ロシア連邦産業エネルギー相とトランスネフチ取締役会議長を兼ねるフリステンコが提出した答申にも結果は出ていない。しかし、ロシア産業エネルギー省の消息筋は、同省はまだ東シベリア−太平洋石油パイプラインの当初の使用開始時期を保留している。同筋によると、石油パイプラインの建設スケジュールについて改めて審議する理由を未だ打ち出すことが出来ていない。 バンコール油田の2008年末の生産開始を目指しているロスネフチは東シベリア−太平洋石油パイプラインへの石油供給企業となるが、バンコール油田の開発計画を変更することはないとしている。ロスネフチ筋によると、同社には鉄道によって中国に輸送することや、東シベリア−太平洋石油パイプラインの完成前に欧州に石油を輸出するという選択肢もある。 ロシアの投資会社Troika Dialogのアナリストは、東シベリア−太平洋石油パイプラインの使用開始は2009年9月なになると見るのが現実的であるとしている。トランスネフチの損失や東シベリア−太平洋石油パイプラインの価格高騰問題については専門家もまだ予想を出していない。 (俄新網 RUSNEWS.China 12月26日)
トランスネフチ取締役会は24日、2008年度の投資計画を審議したが、その結果、東シベリア−太平洋石油パイプライン第1期は当初予定されていた2008年末までの竣工は不可能であることがはっきりした。なぜなら、第1期工事の投資の一部は2009年にならないと実行に移されないからである。
トランスネフチはこの件についてロシア連邦産業エネルギー省と協議しているが、産業エネルギー省筋によると、トランスネフチは、東シベリア−太平洋石油パイプラインの竣工は2009年秋季になる可能性もあるとして注意を促したという。
トランスネフチの取締役会は2008年第1四半期の投資計画を承認しただけであり、石油パイプラインの新たな建設スケジュールはロシア大統領が決定することになる。しかし、ロシア大統領がいつ決定するのかについては、トランスネフチの消息筋もロシア産業エネルギー省の関係者も言明しなかった。
ロシア産業エネルギー省筋によると、トランスネフチの取締役会は未だ時期の変更について決定を下していない。ロシア連邦産業エネルギー相とトランスネフチ取締役会議長を兼ねるフリステンコが提出した答申にも結果は出ていない。しかし、ロシア産業エネルギー省の消息筋は、同省はまだ東シベリア−太平洋石油パイプラインの当初の使用開始時期を保留している。同筋によると、石油パイプラインの建設スケジュールについて改めて審議する理由を未だ打ち出すことが出来ていない。
バンコール油田の2008年末の生産開始を目指しているロスネフチは東シベリア−太平洋石油パイプラインへの石油供給企業となるが、バンコール油田の開発計画を変更することはないとしている。ロスネフチ筋によると、同社には鉄道によって中国に輸送することや、東シベリア−太平洋石油パイプラインの完成前に欧州に石油を輸出するという選択肢もある。
ロシアの投資会社Troika Dialogのアナリストは、東シベリア−太平洋石油パイプラインの使用開始は2009年9月なになると見るのが現実的であるとしている。トランスネフチの損失や東シベリア−太平洋石油パイプラインの価格高騰問題については専門家もまだ予想を出していない。
(俄新網 RUSNEWS.China 12月26日)