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中国
【原子力】

中国の第3四半期の原子力発電の発電量が前年同期比23%増に (13/11/07)
2013/11/7
中国【原子力】

 中国原子力産業協会が発表した《2013年第3四半期原子力発電運転状況》によると、今年第3四半期の中国の原子力発電の発電量が前年同期比23%増加し、系統連系電力量は23.71%増加した。原子力発電の好転傾向は基本的に顕著である。

 発表によると、第3四半期の原子力発電量は318.66億kWhで、第2四半期に比べ25.59%、2012年同期に比べ23%増加した。原子力発電系統連系電力量は301.52億kWhで、第2四半期に比べ26.33%、前年同期に比べ23.71%増加した。原子力産業協会の趙成昆副理事長によると、向こう3年、原子力発電産業は安全性と効率性を原則にしつつ、長足の発展を遂げると予想される。また、江蘇神通久立特材や東方電気等の原子力発電設備メーカーの多くも、今年は原子力発電事業の受注が回復しており、基本的に日々好転しつつある。

 国家能源局が10月31日に公布した《原子力発電企業科学発展サービス協調対策メカニズム方案》は、技術サポート、情報サービスなど具体的な側面で原子力発電の発展を支援するとともに、「走出去」戦略(対外進出戦略)を重視し、企業が国際市場に参入するよう奨励している。

 陽江原子力発電所5号機は今年9月に着工され、1号機は年末に系統連系する予定である。田湾原子力発電所4号機のニュークリアアイランド本体工事も9月末に正式着工された。一方、第三世代原子力発電事業も順調に進展しており、その代表的プロジェクトになる海陽原子力発電所第1期事業の運転段階アセスメントが間もなく承認される。

 《2013年第3四半期原子力発電運転状況》によると、今年第3四半期の中国の累計発電量は1兆4,346.8億kWh、うち原子力発電累計発電量は318.66億kWhで、全国累計発電量の2.22%を占めた。2013年1〜9月の中国の累計発電量は3兆8,688.4億kWh、うち原子力発電累計発電量は800.56億kWhで、全国累計発電量の2.07%を占めた。

 (財経網 11月7日)