10月30日、中国石油天然ガス集団(CNPC)とシェルのシェールオイル共同研究開発センター設立式典がCNPC石油探査開発研究院において執り行われた。

　CNPCとシェルは近年、技術研究開発協力をめぐってMOUを調印し、非在来型石油ガスの共同研究開発を強化して、シェールオイル、炭層ガス、シェールガスを対象に協力を進めている。うちシェールガスと炭層ガスについては従来型の協力モデルによって共同研究を進めているが、シェールオイル技術の研究開発は課題が大きく、基礎・共通技術や技術蓄積を大きく超える必要があるため、CNPCとシェルは新たな効率的共同研究開発モデルとして、共同研究開発センターを設けて、共同研究を進めることになった。共同研究開発センターの中国側プロジェクトチームのリーダーを務めるCNPC探査開発研究院副院長の鄒才能氏によると、プロジェクトチームは米国の海成シェールオイル鉱区と中国の陸成シェールオイル鉱区の資源を研究対象とし、それぞれ中国と米国に研究開発基地を設けて、強者同士の協力と相互補完を進める。第1期、すなわち前半3年間はシェールオイル資源の地質理論の基礎研究を行い、第2期は工学技術をめぐって研究を進める。

　（中国石油報 11月8日）