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【新エネルギー】

サンテックパワー日本法人が中国順風光電の傘下に 太陽光発電事業を開拓 (13/11/27)
2013/12/6
中国【新エネルギー】

 今年3月に実質的に破綻した中国のソーラーパネルメーカー、サンテックパワーの日本法人であるサンテックパワージャパンは11月12日、中国順風光電集団の傘下に入ることが決定した。順風は中国の投資家を筆頭株主とする香港上場企業である。今後急拡大する日本市場で住宅用ソーラーパネルを販売するとともに、太陽光発電事業も展開する。

 サンテックパワーは日本のソーラーパネル市場で約5%のシェアを占める(2012年)。日本の同分野では最大の外資企業である。11月12日、サンテックパワーは中国で債権者会議を開き、日本法人の去就について合意を見た。

 サンテックパワーは日本の職員約100名を引き続き雇用するとともに、売電事業を展開するため、雇用を増やす。販売済みのソーラーパネルについても引き続き25年間のアフターサービスを提供する。ソーラーパネルの販売では引き続きサンテックのブランドを用いるとともに、利益の余地が大きい住宅用製品に重心を移し、事業の再興を図る。一方、順風はサンテックの事業を基礎に、日本の再生可能エネルギー電力全量固定価格買取制度を利用して、売電事業に参入する。来年初頭には発電事業会社を設立し、3年以内に合計10万kW以上の大規模太陽光発電所を建設する計画である。投資額は日本円で300億円以上に達する。

 (北極星太陽光発電網 11月27日)