輸入されるバイオディーゼル配合燃料に12月1日から消費税が課税される。その影響で来月から中国に輸入されるバイオディーゼルは激減することになろう。

　複数の筋からの情報も、消費税課税が確実であることを示している。広州の某通関代理業者が税関関係者からの情報をもとに明らかにしたところでは、12月1日から中国に輸入されるバイオディーゼル配合燃料に消費税が課税されるが、課税の細則は未だ不明である。「この情報が流れるや、輸入を計画していた顧客はみな輸入を一時停止した」とのことである。

　税関総署の統計によると、1〜10月のバイオディーゼル配合燃料の輸入量は合計146.6万トンに上り、その多くはASEAN諸国から輸入されている。広東省の某輸入業者は「輸入するバイオディーゼルの品質が変化して、基本的に中国の軽油規格の要件に達するようになり、簡単な配合で脂肪酸とメチルの含有分を下げてから、これらバイオディーゼルの大きい部分が末端のサービスステーションに流れるようになった」と言う。

　現在、中国に輸入されるバイオディーゼルはバイオディーゼル配合燃料と称され、6％の関税と17％の付加価値税が課税されるだけであり、消費税は課税されていない。

　（中国証券網 11月27日）