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【石炭】

オーストラリアとカナダが中国企業の石炭産業投資を歓迎 (13/12/04)
2013/12/12
中国【石炭】

 12月4日、北京で開催された第5回中国対外投資商談会・中国石炭「走出去」(対外進出)分科フォーラムにおいて、オーストラリアトレードコミッションの魏威(Jerry Wei)シニア投資マネージャーは、オーストラリア政府が来年鉱産資源開発奨励事業を推進すると表明し、これにより中国企業のオーストラリアにおける探査、開発等の投資事業が強力に推進されることになると述べた。魏威氏は次のように説明した。オーストラリアは世界最大の原料炭輸出国であり、世界第2位の一般炭輸出国。また、中国にとって第2の石炭輸入先である。オーストラリアは経済環境と商業環境の安定や優れたコスト競争力により、良好な投資市場になっている。五鉱、宝鋼、中国海洋石油等の中国企業はオーストラリアでの石炭投資で大きな成果を上げている。オーストラリア政府は2014年7月1日からオーストラリア鉱産資源開発奨励計画を実施し、鉱産資源リース税と鉱産炭素税が撤廃される見通し。これらの措置により、オーストラリアの石炭資源に開発投資を行う企業に対して便利な門戸が開かれる。

 一方、駐中国カナダ大使館商務専門員の周麗麗氏は、「カナダ政府の監督管理制度は透明性が高く、石炭の探査と採掘のインフラは完備されており、投資の競争上の優位が備わっている」と述べ、「カナダ政府は中国企業がカナダに来て石炭産業に投資することを大歓迎する」と表明した。周麗麗氏によると、カナダは世界第6位の原料炭生産国であり、2012年には世界第7位の石炭輸出国になった。年間輸出量は3,500万トン、主な輸出先は日本と韓国であるが、近年中国も石炭需要の拡大に伴い、カナダ炭の主要輸出先の一つになっている。

 (中国経済網 12月4日)