財政部と国家税務総局は《輸入天然ガス優遇課税政策の調整関連問題に関する通達》を出し、天然ガス販売価格基準を26％引き上げた。

　中国石油化工(SINOPEC)は青島と北海のLNGターミナルが未完成なため、今回の優遇課税は適用されない。卓創資訊のアナリストである馬慧氏によると、ここ数年、輸入天然ガス価格の上昇が続き、国内の天然ガス販売価格と輸入コストの逆さやが日増しに深刻になっている。優遇課税政策はLNG輸入企業の赤字減らしや黒字転換に有効であり、SINOPECも将来的には恩恵に与ることになる。

　今回の通達によると、2013年7月1日より、LNG販売価格は31.45元/GJに、パイプラインガスは1.11元/m3に調整される。但し、LNG販売価格の調整は民生用天然ガス価格には影響しない。

　（斉魯晩報 12月6日）