8日間にわたった2014年度石炭交易大会が12月19日に閉幕した。同大会では9.55億トンに上る2014年度の契約が交わされ、成約規模は過去最高となった。

　中国太原石炭交易センターの閻世春副主任によると、今回の大会は、純粋に市場化により運営された。需給双方、特に石炭企業と電力企業の完全自主協議と自主的な価格決定により年度需給契約が結ばれ、政府部門が発注量、品目、フロー、価格などに干渉することは全くなかった。

　閻世春副主任によると、今回の大会には全国各地から2,000社近くの取引企業、7万人が参加し、調印された2014年の年度契約は9.55億トンに上った。うち鉄道輸送が7.1億トン、道路輸送が2.45億トン。今回の大会において、山西省内の発電用石炭契約は2,977万トンに上り、成約規模は過去最高となった。

　特に、今回の大会では中国太原石炭交易センターの価格指数が風見鶏としての作用を発揮した。この価格指数は、今年5月から発表を開始した中国初の石炭主要生産地取引価格指数になる。同煤集団、山西煤銷集団、山煤国際、国新能源、太原煤気化など合計834件、1億3,569万トンの取引が中国太原石炭交易センターの価格指数を利用して価格決定を行った。

　（新華網 12月20日）