韓国貿易協会が12月31日に発表した統計によると、張成沢粛清以降、北朝鮮から中国への石炭輸出は減るどころかむしろ増加している。張成沢の罪名の一つに「側近を使って石炭資源を安値で売り払った」ことが挙げられており、そのため北朝鮮の対中石炭輸出が影響を受けるとの観測もあった。

　しかし、北朝鮮から中国への11月の無煙炭輸出額は1億2,145万ドルに達し、10月の1億284万ドルに比べ18％増加した。北朝鮮の8月の対中無煙炭輸出額は6,437万ドル、9月は9,165万ドルであり、3ヵ月連続で増加傾向を示している。

　韓国中小企業銀行の研究員の分析によると、北朝鮮と中国が以前に調印した石炭貿易契約には今のところ張成沢事件による影響はないが、今後北朝鮮が中国への石炭輸出を減らす可能性は排除できない。

　（中国網 12月31日）