中国石油天然ガス(PetroChina)は新規製油所2ヵ所の稼動を延期するとともに、既存の製油所の拡張事業も先送りにすることを決定した。石油需要の軟調と生産能力過剰に対応するためである。PetroChina関係者によると、中国の石油消費の伸びは鈍りつつあり、石油工業の生産能力過剰も顕在化している。製油能力の急速な拡張は、過剰と燃料の純輸出量の増加をもたらしている。今回の稼動延期はアジアの製油収益を支える面でも効果がある。中国の生産能力拡張計画や中東の生産能力の新規拡大のため、アジアの製油収益は引き続き軟調になると予想されている。 原油処理能力20万BDの雲南省昆明製油所は、従来の計画より2年遅れで2016年に稼動することになる。広東省掲陽市所在の原油処理能力40万BDの合弁製油所は本来2013年に稼動する計画であったが、稼動時期はすでに2017年に延期されている。また、PetroChinaは、今年予定されていた中国北部にある華北製油所の拡張事業も2015年に延期する。 (中国産業研究網 2月8日)
中国石油天然ガス(PetroChina)は新規製油所2ヵ所の稼動を延期するとともに、既存の製油所の拡張事業も先送りにすることを決定した。石油需要の軟調と生産能力過剰に対応するためである。PetroChina関係者によると、中国の石油消費の伸びは鈍りつつあり、石油工業の生産能力過剰も顕在化している。製油能力の急速な拡張は、過剰と燃料の純輸出量の増加をもたらしている。今回の稼動延期はアジアの製油収益を支える面でも効果がある。中国の生産能力拡張計画や中東の生産能力の新規拡大のため、アジアの製油収益は引き続き軟調になると予想されている。
原油処理能力20万BDの雲南省昆明製油所は、従来の計画より2年遅れで2016年に稼動することになる。広東省掲陽市所在の原油処理能力40万BDの合弁製油所は本来2013年に稼動する計画であったが、稼動時期はすでに2017年に延期されている。また、PetroChinaは、今年予定されていた中国北部にある華北製油所の拡張事業も2015年に延期する。
(中国産業研究網 2月8日)