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【省エネ・環境】

発展改革委員会が二酸化炭素排出ピーク値目標を策定へ (14/02/14)
2014/2/21
中国【省エネ・環境】

 発展改革委員会は2月14日、中国低炭素発展マクロ戦略を起草すること、中国の2030年及び2050年の低炭素発展ロードマップを系統的に提示すること、《中国二酸化炭素排出ピーク値目標建議方案》を策定して国務院に提出することを求めた。

 発展改革委員会は次の段階において、多元的で多様な低炭素実験実証工作を展開し、エコロジー文明の建設を強力に推進し、経済発展方式の転換を急ぎ、中国のグリーン・低炭素型発展を促進することになる。

 第1に、重要政策文書を適正に策定、実施する。《第12次5ヵ年規画温暖化ガス排出抑制工作方案》《国家気候変動対応規画(2013〜2020年)》《国家気候変動適応戦略》等の文書を貫徹、実施する。気候変動対応法規の起草を完了し、関係政府部門と地方から意見を聴取する。中国低炭素発展マクロ戦略を起草し、中国の2030年及び2050年の低炭素発展ロードマップを系統的に提示する。《中国二酸化炭素排出ピーク値目標建議方案》を策定して国務院に提出する。

 第2に、低炭素発展実験実証政策体系を完備する。実験実証工作をめぐる政府部局間の協調の仕組みを確立し、実験実証に対して、財政・租税、投資、金融、技術、消費等の側面から支援政策を策定、完備し、実験実証工作への支援を強める。

 第3に、低炭素発展実験実証の総括評価とノウハウの普及を展開する。関係政府部門とともに、低炭素実験実証評価方法を策定し、第12次5ヵ年規画期の低炭素省・自治区及び低炭素都市や炭素排出権取引等の実験について目標達成状況の中間評価を行う。全国炭素排出権取引市場の確立を検討する。

 第4に、低炭素実験実証地区のキャパシティ・ビルディングを強化する。地方政府の主要幹部、低炭素発展所管部門の官僚や企業の幹部等を対象に多元的な能力訓練を強化する。実験実証地区の温暖化ガス排出リストの起草や統計試算システムの整備を進め、重点産業における企業の温暖化ガス排出報告制度を確立する。

 (鳳凰財経 2月14日)