ロシア産業エネルギー相兼トランスネフチ会長フリンテンコは12月30日、2008年中に東シベリア−太平洋送油パイプライン第1期工事を完成させたいとの希望を表明した。

　産業エネルギー省のオフィシャルサイトで発表された総括報告は、「2008年はパイプラインのインフラを発展させる重要な1年になる。東シベリア−太平洋送油パイプライン第1期建設工事を完成させなければならない。このパイプラインは西シベリア及び東シベリアの油田で採掘した石油を輸送する」としている。また、フリステンコの発言を引用して、ロシアは中国並びにその他のアジア・太平洋地区の諸国に石油を輸出するとしている。

　しかし、非公式の情報によると、トランスネフチは政府に対して東シベリア−太平洋送油パイプラインの完工時期を2008年末から2009年9月に改めるよう提案することを検討しているとされる

　なお、トランスネフチは、政府の決定した完工時期を変更することが出来ず、新たな工程スケジュールは大統領による決定を待つ必要がある。

　（中国新聞網 1月2日）