中国石炭輸送販売協会の王戦軍理事長によると、広東省の2013年の石炭輸入量は5,825.4万トンで中国最大となった。今後も輸入炭のシェアが拡大すると予想される。

　王戦軍理事長によると、2013年の華南地区（広東省・広西省・海南省・福建省）の石炭輸入量は1億4,017.85万トン、中国全体の42.86％を占めた。うち広東省の輸入量は5,825.4万トンで、中国全体の17.81％を占めた。

　王戦軍理事長は、石炭産業の生産能力過剰が日増しに深刻になり、加えて中国国内の環境保護圧力も大きくなり、沿海部の経済が発達している省は次々と炭鉱の閉鎖を進めていると指摘し、今後輸入炭のシェアが一層拡大するとの予想を示した。

　2013年の中国の石炭輸入量は3.27億トン、前年比13.4％の増加になった。

　（中商情報網 2月25日）