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中国
【石油・天然ガス】

2015年末には重慶に50億m3のシェールガス生産能力が形成 (14/03/02)
2014/3/13
中国【石油・天然ガス】

 中国石油化工集団(SINOPEC)と重慶市政府は3月1日、シェールガス開発利用戦略協力協定に調印し、重慶を新エネルギー開発の重要拠点として建設することになった。2015年末には重慶に50億m3のシェールガス生産能力が形成される見通しである。これは、中国のシェールガス産業が大規模な開発利用段階に進むことを示している。

 重慶市のシェールガス基本確認原始埋蔵量は12兆7,500億m3、可採資源量は2兆500億m3でいずれも中国第3位。2013年に国家能源局は重慶●陵国家級シェールガス実証区の設置を承認した。同実証区の生産能力はすでに5億m3に達している。

 今回調印された協定に基づき、重慶市とシノペックはシェールガス開発利用の協力体制を確立する。シノペックは重慶●陵国家級シェールガス実証区の建設を急ぎ、探査と開発を強化して、2014〜2015年には実証区の採掘を拡大し、2015年末には50億m3の生産能力を形成し、さらに2017年には100億m3の生産能力を形成する。●陵のシェールガスは重慶市の工業用、民生用及びLNG生産の需要を優先的に賄い、重慶市がシェールガス総合利用でリード出来るようにする。シノペックの傅成玉会長は、今回の協定調印の意義は重大であり、中国のシェールガス産業が大規模な開発利用段階に進んでいることを示していると表明した。シノペックは重慶をシェールガス中心の重要エネルギー基地として建設し、混合所有制改革を強化して、産業チェーン全体の発展を促進し、石油化学産業の構造調整においても効果を上げる。さらに、シノペックのシェールガス開発は安全保障、生態系保護などの面でも寄与し、現地住民に直接の恩恵を及ぼす。

 (新華網 3月2日)

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