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【電力】

UHV送電ルート建設に大きな打開 (14/03/03)
2014/3/13
中国【電力】

 2月12日、国務院常務会議はエネルギー構造調整を加速させ、広域送電事業を実施して大気汚染を抑制することを打ち出した。これにより、特高圧(UHV)技術の市場が開かれる。国家電網公司の2014年工作会議は、「6本の交流と4本の直流」UHV事業の承認を得て着工にこぎつけるよう努めるとした。これは、2013年の交流4本、直流3本の計画を上回っている。

 国家能源局の2014年エネルギー工作会議は、12本の対外送電ルートの建設を打ち出した。うち8本のUHV送電線計画案はすでに第三者評価にパスし、国家能源局に提出されている。

 国家電網新疆電力公司は国家電網の取引プラットフォームを通して126億kWhの広域電力取引契約を結び、うち123億kWhの電力量がUHVによって河北省鄭州に送られることになる。また、国家電網のUHV直流技術が初めて海外に輸出されることになった。国家電網ブラジル公司はブラジルBelo Monte水力発電所UHV直流送電事業を落札した。

 国家電網公司の計画によると、2020年までのUHV建設総投資額は少なくとも1兆元以上になる。UHV送電技術は、高速鉄道に次ぐ「メイド・イン・チャイナ」の代名詞になる公算である。

 (鳳凰財経 3月3日)