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【石炭】

中国のコークス生産量が今年4.9億トン超に (14/03/25)
2014/4/4
中国【石炭】

 先日開かれた2014年国際原料炭資源・市場高層フォーラムにおいて、ある専門家は、2014年の中国のコークス生産量は小幅の増加を続け、4.9億トン以上に達するとの予想を示した。しかしながら。日増しに激化する環境保護圧力と生産能力過剰等の問題に直面し、コーキング企業の「増産しても利益が伸びない」という問題はますます顕著になっている。

 2013年の中国のコークス生産量は過去最高の4.76億トンに達し、同年のコーキング産業の利益は約79.22億元になったが、利益率は全国の工業の平均値を大幅に下回り、赤字企業は38.87%、赤字額は117.7億元に上っている。

 中国コーキング産業協会専門家委員会の首席専門家である楊文彪氏によると、2014年に中国のマクロ経済情勢は好転し、コークスにも一定の上昇の余地がある。楊文彪氏の予測では、2014年はコークス生産量も小幅の増加傾向を維持し、生産量は4.9億トンに達する。但し、情勢は依然厳しく収益は楽観出来ない。

 山西省経済情報化委員会の統計によると、今年1〜2月の山西省のコークス生産量は1,438万トン、前の年に比べてわずか1.7%の増加に止まった。価格の下落も続いており、二級冶金用コークスの販売価格は1トン950元に下落し、下げ幅は200元に上った。

 山西孝義鵬飛集団調達部の侯晋峰部長によると、同社はタール、ベンゼン、メタノール等の製品に重点を移しており、付加価値はコークスの数倍になる。

 一方、楊文彪氏はコークス輸出も活路の一つになるとの見方を示す。国はコークス輸出に対する高い関税や輸出枠をすでに撤廃した。コーキング企業も国際市場の需要を分析して、「ハイテク・高付加価値」製品の輸出を拡大しなければならない。

 (中国国際入札網 3月25日)