中国石油天然ガス股フェン公司(PetroChina)は今年、シェールガス分野へ100億元（16億ドル）超の支出を計画している。支出規模は過去数年の3倍余りになる。

　高価な試掘コストや複雑な地質条件もあって、中国のエネルギー供給革命は必ずしも順調に進んでいない。中国のシェールガス埋蔵量は世界首位であり、中国は米国に倣ってシェールガス探査と生産で成功を収め、シェールガス資源をより良く利用したいところである。

　数ヵ月前、中国石油化工股フェン有限公司(Sinopec Corp.)はシェールガス分野で商業レベルの発見を遂げたと発表し、これにより中国がシェールガス開発利用においてブレークスルーを果たすとの期待が高まった。

　また、PetroChinaも2015年のシェールガス生産目標を従来の15億m3から26億m3に上方修正することになる。

　「SINOPECの成功を受けて、PetroChinaも追い上げようとしている」と政府消息筋が述べた。

　PetroChinaは主に四川省威遠長寧と雲南省昭通の2ヵ所の国家級シェールガス開発実証区を中心に開発を進める。

　一方、SINOPECは重慶市フーリン地区を集中的に開発し、すでに同地区において30坑のシェールガス試験探査井を掘削した。

　（ロイター中文網 4月21日）