重慶市能源集団と米国のNatural Resources Groupが先週ワシントンにおいて合弁契約に調印していたことが分かった。両社は重慶市能源集団傘下のシェールガス投資公司に増資を行い、共同で17億ドル投資して黔江鉱区のシェールガスの探査と開発を進める。

　Natural Resources Groupは、世界最大のシェールガス探査開発生産企業である米国EQT社の中国地区における独占パートナーである。出資比率は重慶市能源集団が51％、Natural Resources Groupが49％になる。増資後の合弁公司は黔江鉱区のシェールガス資源及び随伴物の探査、生産及び販売を手掛ける。

　「1つの探査井の投資は少なくとも数千万元、多ければ1億元以上かかり、在来型天然ガスの開発コストをはるかに上回る。強大な実力を備える外資企業を引き入れるのは、こうした障害を解消するとともに、外国企業の先進的なマネジメントシステムや理念に学ぶためだ」と重慶市能源集団の馮躍董事長(会長)は言う。

　重慶市能源集団は黔江鉱区において有望なエリア236平方キロを線引きしており、シェールガス予測資源量は200〜400億m3に上るとのことである。

　（重慶日報 4月18日）