豪ビクトリア州のエネルギー資源相ノースは4月28日、メルボルンで開かれた第3回国際低品位炭シンポジウムにおいて、中国の投資家が同州の低品位炭開発に投資することを歓迎すると表明した。同州の低品位炭の原始埋蔵量は世界第2位であり、見通しは良好である。

　第3回国際低品位炭シンポジウムには、21ヵ国から低品位炭の研究やビジネスチャンスに関心を寄せる業界関係者、政府代表、専門家や投資機関の代表者220名余りが参加し、世界の低品位炭の持続可能な利用と発展をめぐって検討が進められた。

　ノース氏によると、ビクトリア州は低品位炭の開発と利用を重視しており、国際協力を奨励している。州政府は低品位炭の科学技術研究に巨額の資金を投じており、同州の低品位炭の開発利用の見通しは良好である。

　オーストラリアは世界5大石炭生産国の一つであり、生産する石炭の70％以上は輸出に当てられている。オーストラリアの代表的な低品位炭である褐炭資源は豊富であり、ビクトリア州だけでも4,300億トンに上っている。現在のペースだと、オーストラリアの褐炭鉱床は今後500年近く採掘することも可能である。

　（新華網 4月28日）