1. HOME
  2. 中国 【石炭】

中国
【石炭】

内蒙古が今後3年かけて石炭ガス化等の重点事業を推進 (14/04/21)
2014/4/21
中国【石炭】

 内蒙古自治区党委員会は重点工作・重点事業推進大会を開催し、自治区党委員会書記の王君は、今後3年かけて、重点対策と重点事業に力量を集中させると提唱した。とりわけ、首都のエネルギーを保証し、華北に貢献する全国向けのクリーン・エネルギー送出基地と現代的石炭化学生産実証基地を建設して、石炭化学工業のハイエンド化を導き、内蒙古の化学産業の柱とする。

 内蒙古は2014年中に石炭電力基地、クリーン・エネルギー基地、現代的石炭化学工業基地、設備製造基地、太陽光発電基地及びクラウドコンピューティング基地など重要事業の建設を進める。1億元以上の重点工業事業は1,031件、総投資額は2兆元近くになる。うちエネルギー・化学工業事業は403件で、重点工業事業の39.1%を占める。年内にエネルギー・化学事業の50%が竣工するかもしくはほぼ竣工する見通しである。その頃には新規生産能力は、石炭ガス化ガス26億m3、石炭系グリコール60万トン、石炭系メタノール40万トン、コールタール深加工75万トン、ポリシリコン5,000トンになる。

 昨年、内蒙古の化学工業重大事業は極めて大きなブレークスルーを実現し、国から承認された内蒙古の重大エネルギー・化学事業は40件、総投資額は5,000億元以上に上った。生産能力280億m3の石炭ガス化事業6件、伊泰の年産200万トン石炭液化事業、中天合創の年産360万トンの石炭系メタノールと140万トンのCTO(石炭→オレフィン)事業、中国電力投資集団の年産80万トンのCTO事業、神華ホロンバイル褐炭総合利用複合生産高度化実証事業などである。内蒙古の2013年の化学工業の固定資産投資は1,423.5億元に達し、前年比28.7%の増加になった。

 (内蒙古新聞 4月21日)