4月29日、中国石油化工(SINOPEC)と重慶市の共同出資により、フーリンシェールガス探査開発公司、シェールガス販売公司及び天然ガスパイプライン公司が発足した。重慶市の翁杰明副市長や中国石油化工株式有限公司(Sinopec Corp.)の王志剛副総裁が発足式典に出席した。

　これら3社はすでに着工されているシノペック重慶フーリンシェールガスLNG工場とともに、フーリンのシェールガスの探査・開発、パイプライン輸送及び利用の整った産業チェーンを形成することになる。2017年には涪陵シェールガス国家級実証区の探査・開発・建設投資は500億元に達し、年間100億m3のシェールガス生産能力を形成する見通しである。

　重慶市の翁杰明副市長によると、重慶市とSINOPECのシェールガス開発をめぐる協力は、中央企業と地方政府の互恵とウィンウィンの理念を体現したものであり、重慶市のエネルギー構造調整や経済と社会の持続可能な発展に新たな動力源を追加するものになる。また、Sinopec Corp.の王志剛副総裁は、今回の共同出資公司の設立は、フーリンのシェールガスの開発と利用をめぐるSINOPECと重慶市の戦略協力においてマイルストーンの一つになると指摘した。

　（重慶日報 4月30日）