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【新エネルギー】

英利が日本を中国・米国に次ぐソーラーパネル市場として位置づけ (14/05/08)
2014/5/16
中国【新エネルギー】

 日本の太陽エネルギー市場の需要が政策的支援の下で絶えず拡大する中、英利緑色能源(Yingli Green Energy)は、2014年の日本へのソーラーパネル出荷量を2013年の2.5倍に当たる600MWに増やす計画を宣言した。日本市場への出荷量は全体の1〜2割を占めることになる。

 英利緑色能源の王亦逾首席財務官はグローバル戦略説明会において、日本政府の普及促進制度が効を奏して日本のソーラー市場は急速に拡大しており、そのため今年日本市場へのソーラーパネル出荷量を拡大すると表明した。

 英利はすでに東京、大阪、九州に拠点を設けており、三重県と茨城県において10MW以上のソーラーパネルの受注に成功した。日本のソーラー市場の急成長を受けて、英利は日本を中国・米国に次ぐ戦略市場として位置付けている。2012年には英利のソーラーパネル出荷量のうち欧州市場向けが6割も占めていたが、欧州各国の補助金制度撤廃や「ソーラーバブル」の崩壊で2013年にその比率は3割にまで下がった。

 2013年の英利のソーラーパネルの出荷量は前年比41%増加して3,234MWに達し、世界シェアでトップに立った。特に日本市場への出荷量は2012年の15倍に激増した。

 (中国能源網 5月8日)