湖南省発展改革委員会副主任兼能源局長の王亮方氏は第4期中国原子力持続可能発展フォーラムにおいて、原子力発電は湖南省のエネルギー発展にとって必然の選択であると指摘した上で、第13次5ヵ年規画期の着工に向け、内陸部の原子力発電事業の関連準備作業を速やかに始動することを呼びかけた。

　王亮方氏は、湖南省のエネルギー需給ギャップは先鋭化しており、原子力発電には湖南省の電力供給の主役になる可能性が備わっていると強調した。また、同氏は、湖南省の桃花江と小墨山の2件の内陸原子力発電事業計画はいずれも建設に着手する基礎と条件が整っていると説明した。

　湖南省政府は内陸の原子力発電所建設事業の再開を推進している。2013年と2014年の2年連続で「両会」（全人代と全国政治協商会議）会期中に湖南省代表団はが議案を提出し、内陸原子力発電所建設事業の速やかな始動を呼びかけるとともに、桃花江原子力発電所を内陸実証原子力発電所に指定することを訴えた。

　（網易財経 5月14日）