イランの政府高官は、イランがアジア諸国との石油輸出契約を更改し、中国へ40万BDの石油を輸出することに同意したことを明らかにした。

　イラン国営石油公社の国際業務部長Mohsen Qamsariは5月11日、「イランと中国は、イランから中国へ40万BDの石油を輸出することで合意に達した」と述べた。また、イラン国営石油公社がインド、中国、韓国、日本及びトルコの製油企業との原油売買契約を更改したと述べた。

　Qamsari部長は「イランは日本の製油企業に平均約14万BDの石油を輸出する」と述べた。

　2013年11月、イランは同国の核開発計画をめぐって、国連安保理常任理事国5ヵ国に加えドイツとの間でジュネーブ協議に調印した。6ヵ国は対イラン制裁を部分的に緩和することに同意し、一方、イラン政府はその見返りに6ヵ月以内に特定の核行動を制限することになった。石油輸出国機構のメンバーであるイランは世界第3位の石油確認埋蔵量と世界最大の天然ガス埋蔵量を擁している。

　（中国金融情報網 5月14日）