5月7日に開かれた中国煤炭工業協会第4期理事会第2回会議において、当面の石炭経済動向が報告され、4月期に石炭の生産・輸送・販売が全面的に低下していたことが分かった。4月に入って以来、石炭価格は低値安定を示してはいるが、依然として昨年の最低水準に止まっている。速報値では、4月期の全国石炭生産量は3.01億トン、前年同月比1.31％減少した。山西省、陝西省、内蒙古自治区の一部の小炭鉱はすでに生産を停止している。

　第1四半期の全国の石炭生産量は8.78億トン、前年同期比1％下がった。但し、大手石炭企業の生産量は前年同期比1.8％増えた。統計速報によると、4月期の全国石炭販売量は2.89億トン、前年同月比1.29％下がった。第1四半期の全国石炭販売量は8.44億トン、前年同期比1.4％減であった。

　4月期の全国の1日当たり石炭輸送手配車両は62,084両、前月比で5.7％、前年同月比では1.4％下がった。

　4月期の全国重点発電企業の石炭消費量は1日平均334万トン、前月比で10％、前年同月比では3.1％下がった。石炭在庫は4月末まで29ヵ月連続で3億トン以上をキープしている。

　（中国煤炭工業網 5月15日）