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【石炭】

北京市が今年石炭消費を260万トン削減 (14/05/22)
2014/5/28
中国【石炭】

 北京市は今年、大気汚染対策のため、石炭火力発電所の閉鎖、暖房用ボイラーの改修、工業用石炭の圧縮、石炭の分散使用に対する管理の4つの分野で、石炭消費を合計260万トン削減することになる。また、五環路内では基本的に石炭焚ボイラーを撤去する。

 北京市発展改革委員会からの情報によると、北京市は今年300台近くの石炭焚ボイラーの「煤改気」(天然ガス用への改修)を進める。これにより、100万トンの石炭消費を削減し、約40万世帯への熱供給でクリーン・エネルギーが利用できるようになる見通しである。また、市クラス以上の工業団地19ヵ所のボイラーの「煤改気」を完了するとともに、市クラス以下の工業団地、産業基地及び一定規模以上の製造企業の石炭焚施設のクリーン化改修を推進する。

 また、北京市は財政補助の範囲を6つの市街区から市全体の暖房用及び工業用ボイラーに広げ、蒸気換算量20トン以下の石炭焚ボイラーにはトン当たり5.5万元、20トン以上のボイラーについてはトン当たり10万元の補助金を交付し、改修事業投資に対して最高50%の助成を行う。

 (新華網 5月22日)