国家核電技術公司と中国電力投資集団の再編案が間もなく上申される。原子力発電事業の開発建設資格を有するのはこれまで中国電力投資集団、中核集団、中広核集団の3社であったが、中国電力投資集団は原子力発電技術の研究開発や事業建設の面では中核集団と中広核集団に差を付けられており、原子力発電事業の実力は相対的に弱い。しかし、国家核電技術公司との合併により、原子力発電分野における中国電力投資集団の実力は著しく上昇することになる。

　今年4月、消息筋は中国電力投資集団と国家核電技術公司の再編合併が計画されていることを明らかにしていた。国家核電技術公司が他の集団企業と合併するという風聞は早くから原子力発電業界に流れていたが、もともとは国家核電技術公司が中広核集団と合併するというのが大方の観測であった。国家能源局に近い筋によると、今年1月の国務院会議において、国家核電技術公司の関係者が中広核集団との合併を提議したとのことであった。しかし、最終的には国家核電技術公司と合併するのは中国電力投資集団に確定した。

　（北極星電力網 6月12日）