中煤集団傘下の中煤龍化公司が琿春通商口経由でのロシア産石炭の輸入を開始した。4,674トンの石炭を満載した最初の列車が吉林省琿春通商口を経由し、吉林省四平市郭家店に向け発車した。中煤集団が琿春通商口経由でロシア炭を輸入するルートが新たに開かれたことを示している。

　黒龍江省の満洲里と綏芬河を経由する従来のロシア炭輸入業務も着実に伸びている中で、中煤集団は今回、ロシアから輸入する石炭を吉林省の市場に入れることに成功した。黒龍江省から輸入するロシア炭を他の省に送ることができないというネックがあったが、今回吉林省琿春経由でロシア炭輸入が開始されたことは、中煤集団が東北地区の石炭市場を開拓する上で重要な戦略的意義を有している。

　 (中国中煤能源集団 6月19日)