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【石炭】

山西省の石炭投資熱が減退 (14/06/30)
2014/7/3
中国【石炭】

 山西省統計局によると、今年1〜5月の山西省の石炭産業投資実行額は276.7億元、前年同期比14.7%の低下になった。山東省の工業投資に占める石炭産業の比率は25.3%で、前年同期に比べ7.4ポイント下がった。

 山西省統計局の関係者は、このことは2012〜2013年に石炭産業投資熱がすでに減退していたことを示しており、現在の投資構造は明日の産業構造になると指摘する。つまり、石炭産業投資の低下によって資源型経済の転換の余地が大きくなるということである。石炭産業投資の低下とは対照的に、山西省の1〜5月の非石炭産業投資は819億元に上り、前年同期比22.6%の増加になった。伸び率は1〜4月に比べ2.9ポイント上昇した。一方、全省の工業投資に占める非石炭産業投資の比率も前年同期を7.4ポイント上回り、74.7%に達した。また、1〜5月の戦略的新興産業の投資実行額は1,214.8億元、前年同期比19.2%増加し、伸び率も1〜4月を1.6ポイント上回り、山西省全体の固定資産投資の伸び率を2.3ポイント上回った。

 非伝統産業(石炭、コーキング、冶金、電力以外)の投資実行額は544.5億元、前年同期比23.1%増え、伸び率は1〜4月の22%より1.1ポイント上昇し、全省の工業投資の伸び率を12.6ポイント上回った。また、全省の工業投資に占める比率は49.7%になり、前年同期より5.1ポイント上昇した。

 民間固定投資実行額は1,308.7億元、前年同期比28.8%増になり、全国の民間固定資産投資の伸び率を8.9ポイント、全省の固定資産投資の伸び率を11.9ポイント上回った。全省の固定資産投資に占める民間固定資産投資の比率は前年同期より5.1ポイント高い54.7%になった。

 山西省統計局の関係者によると、民間投資が比較的高い成長を維持し、戦略的新興産業投資、非石炭産業投資や非伝統産業投資の伸び率が著しく高く、投資全体の中で占める比率が上昇していることは、全省の投資構造の最適化がさらに進んでいることを示している。

 (新浪財経 6月30日)