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【省エネ・環境】

北京市が低硫黄炭の使用を義務付け (14/07/14)
2014/7/14
中国【省エネ・環境】

 北京市品質技術監督局からの情報によると、北京市は今年8月1日から低硫黄炭の使用を義務付ける。今回の措置は北京の大気環境改善に効果を発揮するだろう。

 北京市は近日中に地方標準として《低硫黄炭及び製品》を施行し、低硫黄炭の使用を義務付けることになる。北京市品質技術監督局製品品質監督処(課)の黄光明副処長によると、今回の標準は石炭の品質、とりわけ環境汚染に関わる硫黄や揮発性有機物等の指標に対して厳重な規制を適用するものであり、一部の指標は国の標準を上回っている。

 北京市はガソリン車、ディーゼル車、オートバイの汚染物排出上限値及び測定方法についても標準を制定し、7月1日より施行している。同時に関係部局は《ボイラー大気汚染物排出標準》の改訂作業にも着手して、規制上限値を国際先進水準に合わせる。

 また、北京市品質技術監督局によると、PM2.5の重要前駆体である揮発性有機物と窒素酸化物を抑制するため、木工家具、包装印刷、自動車製造、工業用塗料、外食産業など複数の業種を対象に汚染物排出の地方標準や建築塗料の揮発性有機物上限値標準を制定して、中国で最も厳しい地方環境保護標準体系を形成する。

 (新華社 7月14日)