6月期の中国のガソリンと軽油輸出は著しい増加を示し、アジア地域の燃料供給過剰を激化させる一方で、製油所の利益を圧迫している。

　シティグループの先物アナリストであるIvan Szpakowski氏は、中国の軽油輸出増加の要因として、国内の製油所の生産量拡大及び中国石油天然ガス集団(CNPC)と中国石油化工集団(SINOPEC)の輸出枠の大幅な引き上げを指摘する。また、中国海洋石油総公司(CNOOC)と中国化工輸出入総公司も依然輸出枠を申請しており、そのことが中国の石油製品の輸出に顕著な影響を及ぼしている。

　（中国石化新聞網 7月28日）