世界経済フォーラムのオフィシャルサイトによると、中国のクリーン・エネルギー投資はG20の投資総数の29％を占め、米国と日本の新エネルギー投資をはるかに超えている。世界経済フォーラムは、汚染の規制と環境破壊の抑制の面で中国が払っている努力は世界各国の参考に値するとしている。

　中国は今や世界最大のクリーン・エネルギー投資国であり、2012年の中国の新エネルギー開発投資は680億ドル、2013年は540億ドルに上った。2005年から2013年にかけて中国の非化石エネルギー供給は3倍以上に増えた。一方、中国の単位GDP当たりの二酸化炭素濃度は28％下がり、中国の石炭エネルギーに対する依存度も低下している。

　中国は今後天然ガ、原子力、再生可能エネルギーに依存して発電所の建設を進める。中国政府は再生可能エネルギー開発に2,860億ドルを投じることを宣言しており、2011〜2015年にはエネルギー保護プロジェクトには3,760億ドルを充てる。石炭火力発電所への投資は2005年以降、年々減少している。

　2020年の中国エネルギー構造全体の中で非化石エネルギーは15％を占め、2030年には20〜25％を占めることになる。一方、こうした新エネルギーはますます増加するエネルギー総需要を賄うことになる。

　（新浪財経 7月28日）