中国石油経済技術研究院が発表した《中国石油ガス産業上半期経済運行概況》と題するレポートによると、2014年上半期の中国の国内原油生産量は安定を維持し、輸入量は前年同期より増加した。1〜5月期の中国の原油対外依存度は前年同期に比べ2.6ポイント上昇して、59.8％に達した。通年の原油対外依存度は58.66％になると予想される。

　同レポートによると、1〜5月の中国の原油生産量は8,606.9万トン、前年同期比0.1％増になり、伸び率は2.6ポイント下がった。原油輸入量は1.29億トン、前年同期比10.9％増になり、伸び率は12.9ポイント上昇し、対外依存度は59.87％に達した。同レポートは通年の市場需給分析に基づき、世界の石油需給は基本的に相対的緩和から相対的平衡に移行するが、イラクなど産油国の政治社会変動など地政学的要因の影響は軽視できないとしている。下半期の世界の石油需要は9,380万BDになり、前年同期に比べ155万BD増えると予想される。2014年の中国の原油消費量は5.08億トン前後、国内原油生産量は2.1億トン前後になり、原油輸入量は約2.98億トン、原油対外依存度は58.66％に達すると予想される。

　（新華網 8月18日）