中国の風力発電設備産業は近年急速に発展し、技術水準は向上しているが、市場には秩序なき競争が発生し、一部設備の技術水準と品質は向上を要する。地方政府の保護も深刻であり、市場に対する監督管理を強化し速やかな情報開示を実現することが必要である。国家能源局は風力発電設備製造業の持続的かつ健全な発展を促進するため、《風力発電設備市場秩序の規範化要請に関する通達》を示達した。

　国家能源局は同通達において、検査と認証を強化して設備の品質を確保するよう求めている。風力発電開発企業は設備調達に際して入札を実施するとともに型式認証にパスした製品を採用することを明確にしなければならない。型式認証にパスしていない製品は入札への参加を禁止する。

　今回の通達は風力発電設備の品質について検収作業を規範化し、検収の技術規範を一本化することを打ち出している。能源局は関連技術規範を国家標準や業界標準に盛り込むよう推進することになる。地方政府が風力発電設備の入札に干渉することは厳禁する。いかなる形であれ、外地の企業の参加を制限したり排斥したりするような規定を設けてはならない。また、風力発電開発資源の配置を通して地域的な封鎖を行ったり業界を独占したりすることは禁止する。

　風力発電開発企業が風力発電設備製造企業を新たに設けたり、経営権を取得したり、資本参加したりすることは奨励しない。また、風力発電設備製造企業が風力発電開発企業を新たに設けたり、経営権を取得したり、資本参加したりすることも奨励しない。

　（21世紀経済報道 9月17日）