ロシア天然ガス大手Gazpromのミレル社長は9月17日、ロシアと中国の関係方面が西ルートからの対中天然ガス供給をめぐってすでに交渉を開始するとともに、ガス供給規模を拡大する可能性についても検討していると述べた。 ロシア大統領府によると、ミレルは9月17日、プーチン大統領に報告を行った際、中国とロシアが西ルートから中国への天然ガス供給をめぐって年間300億m3、30年間の契約に調印する計画であると表明した。また、ガス供給規模を600億m3から1,000億m3に拡大する可能性について検討中であることも明らかにした。ミレルは、西ルートパイプラインの発展のポテンシャルは莫大であり、中国市場の需要の増加に応じて天然ガス供給量を急速に増やすことが出来ると述べた。 一方、東ルートのパイプライン建設の進展について、ミレルは中国側と密接な接触を保ちつつ、中国と同じ進捗度でロシア国内の「シベリアの力」天然ガスパイプラインの建設を計画に従って推進すると述べた。 中国石油天然ガス集団(CNPC)とGazpromの2009年10月の枠組合意に基づき東西2本の天然ガスパイプラインが開通すると、ロシアから中国へ年間約700億m3の天然ガスが輸送されることになる。うち西ルートは西シベリアから中国へ年間300億m3輸出する。2014年5月、中国とロシアは天然ガス供給契約に調印し、2018年から東ルートによる天然ガス供給を開始することになった。ガス輸送量は年々増加させ、最終的に年間380億m3にする。契約期間は30年である。 (新華網 9月18日)
ロシア天然ガス大手Gazpromのミレル社長は9月17日、ロシアと中国の関係方面が西ルートからの対中天然ガス供給をめぐってすでに交渉を開始するとともに、ガス供給規模を拡大する可能性についても検討していると述べた。
ロシア大統領府によると、ミレルは9月17日、プーチン大統領に報告を行った際、中国とロシアが西ルートから中国への天然ガス供給をめぐって年間300億m3、30年間の契約に調印する計画であると表明した。また、ガス供給規模を600億m3から1,000億m3に拡大する可能性について検討中であることも明らかにした。ミレルは、西ルートパイプラインの発展のポテンシャルは莫大であり、中国市場の需要の増加に応じて天然ガス供給量を急速に増やすことが出来ると述べた。
一方、東ルートのパイプライン建設の進展について、ミレルは中国側と密接な接触を保ちつつ、中国と同じ進捗度でロシア国内の「シベリアの力」天然ガスパイプラインの建設を計画に従って推進すると述べた。
中国石油天然ガス集団(CNPC)とGazpromの2009年10月の枠組合意に基づき東西2本の天然ガスパイプラインが開通すると、ロシアから中国へ年間約700億m3の天然ガスが輸送されることになる。うち西ルートは西シベリアから中国へ年間300億m3輸出する。2014年5月、中国とロシアは天然ガス供給契約に調印し、2018年から東ルートによる天然ガス供給を開始することになった。ガス輸送量は年々増加させ、最終的に年間380億m3にする。契約期間は30年である。
(新華網 9月18日)