先日開かれた《2014年国外石油科技発展報告》発表会で得た情報によると、中国の石油生産量のうち7割は老朽油田から産出されるが、老朽油田は全体的に採収程度と含水量がともに高い「双高」段階に入っている。高含水油田の開発は中国の石油業界が直面する重大なチャレンジである。
　今回発表されたレポートは、老朽油田は当分の間、中国だけでなく世界の石油供給の主役であり続け、世界の老朽油田の残存石油採収ポテンシャルの掘り起こしが大きな課題であるとしている。

　なお、今回のレポート発表会は中国石油天然ガス集団(CNPC)経済技術研究院が主催し、レポートを作成した研究チームが、石油科学技術発展の動向分析、老朽油田の採収率向上技術の開発及び発展の方向性、重質油処理技術、タイトオイルなど新興分野の石油ガス探査開発技術、技術イノベーション管理及び世界の石油ガス分野の特許統計分析の6つのテーマについて解説と展示を行った。

　（中国新聞網 9月19日）