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中国
【省エネ・環境】

国務院が《国家気候変動対応規画(2014〜2020年)》を承認 (14/09/19)
2014/9/24
中国【省エネ・環境】

 国務院は《国家気候変動対応規画(2014〜2020年)》を正式承認した。

 同規画は地球の気候変動の動向及び中国に対する影響、中国の気候変動対策の現状や当面の情勢を分析した上で、気候変動に積極的に対応する上での戦略的要求を打ち出し、積極的な気候変動対応を国家重要戦略及びエコロジー文明建設の重要措置として位置づけ、関連任務に対する積極的な気候変動対応の誘導作用を十分に発揮させるとしている。

 同規画は、2020年の目標として、単位GDP当たりのCO2排出量を2005年比で40〜45%引き下げること、一次エネルギー消費に占める非化石エネルギーの比率を約15%に高めること、森林面積を2005年比で4,000万ヘクタール増やし、森林蓄積量を13億m3増やすことを実現するとしている。また、低炭素実験及び実証でも顕著な進展を遂げること、気候変動適応能力を大幅に向上させること、キャパシティ・ビルディングにおいて重要な成果を上げること、国際交流及び協力を幅広く展開することを掲げるとともに、温暖化ガス排出の規制、気候変動影響への適応、実験及び実証プロジェクトの実施などの重点任務を明示しつつ、地域的な気候変動対応政策を完備すること、インセンティブと拘束のメカニズムを健全なものにすること、全国的な炭素排出権取引市場を速やかに確立すること、科学技術のサポートやキャパシティ・ビルディングを強化すること、気候変動分野の国際交流及び協力を深めること、組織的指導を強化し人事評価の仕組みを確立すること、計画が有効に実施されるよう確保することを求めている。

 (新華網 9月19日)