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【省エネ・環境】

広東省が省エネ・排出削減・低炭素発展行動方案を公布 (14/10/28)
2014/11/2
中国【省エネ・環境】

 広東省は《2014〜2015年省エネ・排出削減・低炭素発展行動方案》を公布した。産業構造調整の推進、省エネ・排出削減・炭素削減事業の建設、重点分野の省エネ・低炭素への取り組みなど8つの面で省エネ・排出削減・低炭素対策の具体的な部署を行う。
 今回公布された方案は、今年と来年の広東省全体の省エネ・排出削減・低炭素行動の具体的な目標を打ち出している。単位GDP当たりエネルギー消費を2014年に3.4%、2015年に2.32%引き下げ、単位GDP当たりの二酸化炭素排出量を各年3.5%以上下げる。2015年には化学的酸素要求量(COD)の排出量を170.1万トン以内に抑え、アンモニア態窒素の排出量は20.39万トン、二酸化硫黄は71.5万トン、窒素酸化物は109.9万トン以内に抑える。

 方案は「産業構造調整の強力な推進」を対策の首位に位置づけ、老朽化生産能力及び過剰生産能力の淘汰を強化するよう求めている。

 同時に、方案は速やかな建設を要する省エネ・排出削減・低炭素事業を列挙し、全省において2005年以前に登録された「黄標車」(排出基準に達していない自動車)を2015年末までに淘汰し、珠江デルタ地区については全ての「黄標車」を基本的に淘汰するよう求めている。さらに方案は、路線バスやタクシーなどの公共分野で新エネルギー車の大規模な商業応用を速やかに推進し、2015年末には省全体で新エネルギー自動車4.5万台以上の普及を目指し、特に珠江デルタ地区については電気自動車バスの保有台数を4,000台にすることを打ち出している。

 (中国環境報 10月28日)