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中国
【原子力】

内陸原子力発電所建設には沿海原子力発電所と同様の厳しい監督管理を適用 (14/10/30)
2014/10/30
中国【原子力】

 中国国家核安全局の劉華総工程師は10月30日、中国新聞社の取材に対し、中国が内陸部に建設する原子力発電所について、「監督管理レベルの面から言えば、内陸部の原子力発電所と沿海部の原子力発電所との間に違いはなく、いずれも厳しい監督管理が適用される」と述べた。今年3月、習近平国家主席はオランダのハーグで開かれた核セキュリティサミットにおいて、理性、協調、並進の新しい核セキュリティ観を提示するとともに、核セキュリティを国のセキュリティシステムに盛り込むと表明していた。

 劉華総工程師の説明によると、中国の原子力発電所は全て沿海部に建設されているが、世界の原子力発電所の50%は内陸部に建設されており、中国が目下建設を検討している内陸原子力発電所も、沿海部の原子力発電所も全て厳正な監督管理を行う。

 また、劉華総工程師は中国の原子力発電事業にとって最も差し迫った問題は核セキュリティ文化にあるとの見方を示し、個人レベルでは法規と「最高の安全」の要件を遵守し、機構レベルでは管理、手続き、態度などの面で核セキュリティの要件に厳正に適合し、「核セキュリティを永遠に最重要課題にしなければならない」とした。

 (中国新聞網 10月30日)