シェールガス新材料総合利用研究開発基地プロジェクトは江蘇省の2014年度重大事業であり、張家港市「810」重点事業の一つでもある。昨年8月、張家港市政府並びに張家港保税区管理委員会は東華能源との間で、シェールガス新材料総合利用研究開発基地プロジェクト協力協議に調印した。360億元を投じ、3〜5年かけて「シェールガス新材料総合利用研究開発基地」を完成させる。プロピレン210万トン、エチレン140万トン、ブテン100万トンの基礎原料生産能力を形成するとともに、川下の新材料産業へ発展を延伸させ、1,000億元クラスの新材料産業研究開発生産基地を形成する。

　このプロジェクトは、張家港市が中国のシェールガス総合開発利用プロセスをめぐって機先を制するとともに、張家港の産業発展に新たな優位をもたらし、江蘇省のエネルギー及び新材料産業の高度化にも波及効果を及ぼす。

　（張家港日報　11月6日）