内蒙古自治区は冬季の暖房シーズンに入るとともに、石炭の川下産業は冬季の在庫補充サイクルに入った。内蒙古調査総隊からの情報によると、内蒙古の熱供給用石炭需要は顕著に増加しており、一部石炭の価格は上昇を開始した。

　統計によると、瀝青炭価格はすでに2ヵ月連続で上昇し、9月期は0.6ポイント上昇した。20ヵ月余り続いた下落を経て、内蒙古の石炭価格にようやく回復傾向が表れ始めた。

　中国政府が10月に複数の炭種を対象に暫定ゼロ輸入税率を撤廃して、3〜6％の最恵国税率を適用したことが国内炭の供給圧力の緩和に一定の効果を上げた。渇水期の到来に伴い、発電用石炭需要が徐々に増加し、今後石炭価格は反発サイクルに入ると予想される。

　（内蒙古日報 11月10日）