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【新エネルギー】

風力発電が中国のエネルギー構造調整の主役に (15/01/08)
2015/1/15
中国【新エネルギー】

 近年、国家レベルの種々の政策において、風力発電の戦略的地位がますます高まりつつある。国は風力発電について、2014年には「整然と発展させる」としていたが、2015年には「風力発電を大いに発展させる」としており、風力発電は国のエネルギー構造調整の主役に昇格する見込みである。

 2014年10月に開かれた北京国際風力大会において、国家能源局新・再生可能エネルギー司エネルギー処の李鵬処長は、第13次5ヵ年規画期において風力発電を従来の「代替エネルギー」としての地位から、国のエネルギー構造調整の主体としての地位に昇格させると表明していた。

 また、風力発電の戦略的地位の昇格は全国エネルギー工作会議においても実証された。2014年12月に開かれた全国エネルギー工作会議は「風力発電を大いに発展させる」ことを明確に打ち出し、態度が大きく変化したことを示した。

 風力発電の戦略的地位の上昇や再生可能エネルギー電力割当制、風力発電の売電価格の引き下げなどの政策実施に伴い、今年は風力発電設備の建設ブームが湧き起り、風力発電設備産業が真っ先に恩恵を受けることになる。業界関係者の予想によると、今年の新規風力発電設備容量は約25GWになり、前年比25%以上増加する見込みである。

 (中国経済新聞網 1月8日)