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【新エネルギー】

国家発展改革委員会が陸上風力発電の売電価格を改訂 (15/01/17)
2015/1/25
中国【新エネルギー】

 国家発展改革委員会は《陸上風力発電価格政策の適正な調整に関する通達》を示達した。

 第1に風力発電ベンチマーク系統連系価格を調整する。第1種、第2種及び第3種資源区の風力発電ベンチマーク価格をそれぞれ0.02元引き下げる。第4種資源区のベンチマーク価格は現行のまま据え置く。今回の改訂により、風力発電ベンチマーク系統連系価格は、第1種資源区が0.49元、第2種0.52元、第3種0.56元、第4種0.61元になる。

 第2に、入札等の競争方式によって事業主と系統連系価格を確定する。

 2009年7月に風力発電ベンチマーク系統連系価格が制定されて以来、風力発電市場は急速に発展し、風力発電設備価格と事業開発コストが大幅に下がり、企業の経営状況は好転し、価格引き下げの余地も生じている。しかし、三北地区(東北・華北・西北)の風力発電の電力機会損失問題が突出し、そのため今回系統連系価格の引き下げ幅を適切に抑えて、各資源区の価格水準の差別化を図ることにした。承認済みの事業については建設期限を緩和するなど一定の措置を講じて、風力発電投資家の収益を保証するとともに、風力発電産業投資と事業の合理的な配置を誘導し、国の再生可能エネルギー電力価格付加補助金の効率を高め、風力発電産業の健全で持続的な発展を促進する。

 (中国改革報 1月17日)