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【石油・天然ガス】

重慶市が国家級シェールガス開発利用総合実証区の建設を計画 (15/01/30)
2015/2/4
中国【石油・天然ガス】

 1月29日、重慶市政府第70回常務会議は《重慶市シェールガス産業発展計画(2015〜2020年)》を議決し、2017年にはシェールガス生産能力を150億m3、生産量を100億m3とする計画を打ち出した。さらに2020年には生産能力を300億m3、生産量を200億m3とする。また、重慶市は2020年までにシェールガスの探査開発、総合利用、装備製造及び生態環境保護の総合実証区を建設する計画である。

 重慶市は2009年に中国初のシェールガス資源探査事業を開始し、国土資源部は重慶を国家シェールガス資源探査先導区に指定した。2013年には重慶フーリン国家級シェールガス実証区の設立が国から承認され、2014年6月には、国土資源部、重慶市、中国石油化工(SINOPEC)が共同で重慶フーリンシェールガス探査開発実証基地を設けることになった。

 今回の計画によると、重慶市のシェールガス産業は「探査開発」「パイプライン建設」及び「総合利用」の垂直一体化戦略を実施するとともに、「装備製造」と産業チェーンの各プロセスの水平一体化戦略を実施して、シェールガスの全産業チェーンのクラスター型発展を実現し、国家級シェールガス開発利用総合実証区を創出することになる。

 (新華網 1月30日)